はじめに

ことはじめ
 ふとしたきっかけから、狭い社宅を出て郊外の一戸建てに入居。最低限の外構は施工してあったが、家の南側は造成したままの地面。30坪ほどの面積だが、どんな庭にしたいかの具体案もないので、とりあえず一面の芝生にすることにした・・・

 当webサイトでは、宅地の庭に西洋芝を植え付けるための土壌改良から播種、維持までの悪戦苦闘のもようを記録していきます。

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 2006年8月に、新居に引っ越した。2004年に造成された住宅地の客寄せ用に、翌年建てられたモデルハウスを買ったのである。今はやりの高気密でも高断熱でもないが、ふんだんに白木を使い、窓もたくさんあって非常に明るい室内であるところなどが気に入った。北東角地なので、冬は南側の家の影が伸びてくると思われるが、庭が広いので日照は問題ないと思われる。

 その庭だが、広さは30坪ほどある。せっかく広いのだから、子供が走り回れるような庭にしたいと思ったのと、駐車場等はすでにあって他に活用方法が思いつかなかったため、一面の芝生にすることにした。

 植える芝の種類は、初めて植える芝だから日本の気候に適した芝がよかろうということで、最初は高麗芝を張り付けるつもりだった。しかし、張り付けの適期である春まで、半年間土のままではいやだという想いと、一年中緑なのがいい、秋も種まきの適期であり単位面積当たりの費用が安くなる西洋芝がよいという結論になった。

 西洋芝(寒地型)は、一年中緑を維持できる代わりに、それなりの手間が必要であることはインターネットや書物でわかった。西洋芝に限らず、芝は張った後に土をいじることができないので、最初の床土づくりが大事であることもわかった。そこでまず、スコップがはじき返されるほど硬い土をほぐし、大小の石を取り除くことから始めた。