2006年10月

2006.10.01.
 ふるい掛け作業が続く。下の写真の中程がふるい掛けの終わった土の山。奥の波打っているところがこれから掘ってふるいに掛けなければならない部分。




 先週播いた種が芽を出していた。こんな荒れ地でも発芽するのはたいしたもの。今やっているような手間は掛けなくていいんじゃ?という悪魔のささやきが頭をよぎる。




2006.10.08.
 掘り起こしの要領がわかってきて、同じ時間でも以前より深く掘ることができるようになった。初めの頃と比べるとかなり深さが違う。本当なら、始めたばかりの頃にやったところはもう一度やるべきなのだが、あまり時間がないのでやめた。

 下の写真の手前はふるい掛け済みの土の山、左上はこれからふるいに掛ける土の山、右上の日陰になっている部分がこれから掘る部分。ここまでくると、ようやく終わりが見えてきたという感じがするが、左上の土の山がなかなか小さくならない。下の方の土が水分を含んでいるので、重く、ふるいに掛けにくいためだ。




先々週播いた芝の芽が、さらに成長していた。高いものは7cm程度まで伸びている。ぼちぼち芝刈りが必要か?



 
2006.10.15.
 今週もひたすらふるい掛け。ようやく山が小さくなってきた。



2006.10.21.
 終わった・・・ようやく・・・
 長い道のりだった。作業を始めて8週間目、回り道をしたようなところもあったが、とにかくここまでこぎ着けた。感動的だ。



 明日は山を崩して平らにし、堆肥とコフナ一号をすき込んで踏み固めて床土作りは完成だ。
2006.10.22.
 今日は、ふるい済みの土の山を崩し、そこそこ均一になるように分散させていく作業を開始した。元々山があったところとそうでないところは、同じ高さに見えても土の密度に違いがあるが、耕耘機を掛けるので大丈夫だろうと考えた。結果的にはそれは正しくなかった。
 思ったより時間を掛けた後、近くのホームセンターに堆肥を買いに走った。ところが、当たりをつけていた店に在庫がなくなっていて、入荷までに3日から1週間掛かると言われたので、やむを得ずさらに少し走ったところにある別のホームセンターに行った。堆肥は在庫があったが、運搬用のトラックはその店舗にはなく、取り寄せに一時間かかると言われたので自分の車に積み込むことにした。堆肥の袋から汁がじわじわ出ているので自分の車では運びたくなかったのだが、やむを得ない。バーク堆肥、牛糞堆肥40L入りを各10袋、計20袋買った。
 そして土の上にだいたい等間隔になるように袋を並べ、開封。中身を足で蹴って広げる。だいたい広がったところで、コフナ1号をぱらぱらと撒いていく。かなり臭いが強い。コフナの有無で芝生の成長に違いが出るかを調べるため、コフナを散布しない部分を作っておいた。

 右下の写真の明るい茶色がバーク堆肥、焦げ茶色が牛糞堆肥、ベージュっぽいのがコフナ1号。



 そしていよいよ、一番楽しい耕耘作業である。固い地面を掘り起こすときは、耕耘機が踊って難儀したが、もうそんなことはない。かなり深くまで刃を潜らせても、踊ることもなければ止まってしまうこともない。余分な力をほとんど使わず、ただ押すだけ。でも、時間はそれなりに掛かる。全体を一通り耕すのに1時間以上掛かった。すでに午後3時半を回っている。あまり耕耘に時間をかけると平坦化・傾斜付けの時間がなくなってしまう。ゆっくり耕耘しても、堆肥の塊が崩れず残っているのが散見されたので、もっと時間をかけたかったが、4時には切り上げ、平坦化の作業に入った。
 トンボを使い、道路側が一番低くなるようにして、徐々に奥に向かって上り勾配をつけていったが、なかなかうまくいかない。どうしても途中が一番高くなってしまう。そうこうしているうちにどんどん辺りが暗くなっていく。
 結局満足できない状態のまま、時間切れになってしまった。仕方がないから次の日曜日に再度トンボを掛けることにしよう。
 コフナ1号の活動には十分な水が必要と書いてある。翌日の天気は雨の予報だったのでどうしようか迷ったが、もし雨量が少ないと困るので水道水を撒いた。だが、その後すぐに雨が降り始め、翌日の朝までけっこうな雨量になった。この雨の降り始めが一日早かったら大変なことになるところだったが、雨が止んで水が引けば土も均等に締まって、いい感じになるだろう。また、来週のトンボ掛けの時に参考になる水たまりの場所も確認できた。いいタイミングの雨だった。
 種まきは11/4の予定。この日までに、地面の平坦化、傾斜を仕上げておかなくてはならない。また、種まき後の覆い土の代わりの不織布を準備する必要がある。

 雨は翌朝になっても降っていた。庭を見てみると、凹んでいるところには水がたまっている。南側の、隣家との境界あたりは、低いせいもあってかなり深い水たまりになっている。あまり水はけはよくないようだ。堆肥の量が足りなかったか。


2006.10.29.
 28日は久しぶりにオートバイでツーリング。夜、また雨が降った。
 29日の庭の模様。


 金曜日に降った分が乾く間もなく次の雨。それなりに地面が柔らかいことは予測していたが、足を踏み入れてみて驚いた。まるで田んぼに入ったような感触だ。掘り起こしてない固い地面にすっと着地するのがわかる。こんな土地に芝を植えても、まともに育つとは思えない。
 ただ、全面そういう状態というわけではなく、地面の高い部分はほとんどめり込まずに歩くことができる。土自体はある程度排水性を持っているが、しみ込んだ水が下の固い地面から下に浸透せず、溜まっているために低いところが田んぼ状態なのだと推測された。



 どうするか考えた。今回、排水方法として考えていたのは、雨水が地面にしみ込む前に排水させてしまう方法。これは家の東側のスペースで実施している方法で、かなりの勾配をつけるもの。先日の大雨の直後でも上を歩くことができたので、効果はあると思う。だが、低い方は東の舗道より低くできないから、この勾配を全面に適用すると、高い方は十数センチの高さになる。当初は勾配を少し緩めても何とかなるかと思っていたが、今日の状態を見ると厳しそうだ。急勾配を確保するには、大量の土を追加する必要があるが、その調達や耕耘のやり直しが伴うし、何日も降り続いた場合は結局今日と同じ状態になりそうな気がする。
 そこで、これまで一度は考えたが採用しなかった案を採ることにした。それは、透水管を地面に埋め込み、しみ込んだ水を速やかに排水する方法だ。これを最初に採用しなかったのは、できるだけ早く播種したいという日程的な問題が大きな理由だった。しかし、今日の状態では芝生が梅雨を越せないのは明らかなので、今秋の播種を諦めてでも排水対策をしっかり行うことに決めた。
 もう焦る必要はないので、具体的な施工方法はじっくり考えることにする。今まで排水方向は舗道だったが、これからは雨水排水桝に落とすことを考えていく。ただ、排水桝の高さが舗道より高いので、効果が期待できない可能性がある。今度の週末にその辺を検証してみようと思う。


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