2007年4月

2007.04.01.
  先週に引き続き、ピンコロ石の埋め込みを続ける。使用したピンコロ石の数は、大中小合わせて391個となった。
それから、床土をピンコロの高さに合わせながら平坦にしていく。これがなかなか難しい作業で、高いところがあちこちへ移動するだけでなかなか勾配を保ちつつ平坦にすることができない。あたりはすっかり暗くなってしまったので、今日のところは作業を中止した。
(写真は未現像のため後日掲載)
2007.04.04.
 もう4月、桜は咲いているし日中は暖かい。一日も早く播種して梅雨・夏に備えなければならない。というわけで、会社を休んで本日種まきを行った。その前に、日曜日の続きで床土の平坦化を行ったが、昨日の雨で土の水分が多く、特製かんじきの裏に土が付着してしまう。平坦にくっつくなら問題ないのだか、でこぼこに付着するので、そのまま歩き回ると床土を平坦にするどころかでこぼこにしてしまう。しばらくは付着する土を除去しながら作業したが、途中で断念して昼休みを取る事にした。

昼休みの後になったら、土の表面がだいぶ乾いてきて、ほとんどかんじき裏に付着しなくなったが、平坦化が難しいのは変わらない。極端なでこぼこが見えなくなった時点で作業を終わる事にした。

 そして、いよいよ播種である。思えば長い半年であった。この瞬間のための6ヶ月。という感慨に浸るのは早々に切り上げ、作業に入る。種は、雪印種苗の混合タイプD。これを5袋用意してある。一袋20〜25平方メートル分で、播種面積が約70平方メートルなので、ちょっと多めに蒔くつもりで4袋、追い蒔き用に1袋、計5袋という計算だ。
 最初はダイソーで買ったざるの目を粗く改造したものを使って蒔いていたが、種を鷲づかみにして蒔いても結果があまり変わらず、時間もかからないことがわかったので、後半はざるを使うのをやめた。

 今日は午後から天気が大荒れになるという予報が出ていたらしいが、予報どおり西の空がどんどん暗くなり、風が強くなってきた。地面に落ちた種の一部が風で飛ぶような状態だ。本当は、播種後、鳥の食害・散水時の種の偏り防止のため不織布を全面にかける予定だったが、この風では不織布が飛んで行ってしまう。やむを得ず、風で種が飛んでいかないように散水だけ行った。
 一通り散水したところで雨が降り始めたので急いで後片付けをして、家の中に入ったあたりから雨が強くなってきた。東京では雪になったようだが、こちらでも氷の粒が混じった雨が降った。

 暗渠を埋めた後の雨としては一番の雨量だったかもしれない。今までの雨では水溜りはできなかったが、今日は見る見るうちに水溜りができてきた。平坦化のために歩き回ったので土が踏み固められたせいもあるかもしれない。水溜りができたところは、当然種が浮いて水溜りの周囲に集まっている。何もこんな日に、こんなに降らなくてもいいじゃないかと思ったが、どうしようもない。
 雨はじきに弱くなり、水溜りはしばらくして消えた。暗渠と土壌改良の効果は確かに出ている。強風も止んだが、もう面倒なので不織布はお蔵入り。次に使うとすれば、真冬の霜よけになるだろう。
 
2007.04.07.
 播種して3日目。これまで日中の天気は悪くなく、地面に触れるとほんのり暖かい。だが、表面の種は乾いているものが多いようだ。去年テストで蒔いた種は、覆い土をしなくてもちゃんと発芽したので今回もしなかったが、多少不安である。やはり、今からでも不織布をかけたほうがいいかもしれない。

 というわけで、お蔵入りの予定だった不織布を引っ張り出し、全面にかぶせることにしたが、その前にやることがある。それは、播種した日に降った雨でできた水たまりの対策だ。水たまりができた場所は真下に暗渠がある。もともと地面の高さを一番低くしてあり、多量の雨が降ったときはここに集めるようにしてあった。集まった水は暗渠に向かって垂直に埋め込んだネトロンパイプを通して速やかに暗渠に落とす計画だったのだが、今までの雨では水たまりができなかったこともあり、手を抜いていたのだった。

 そこで、計画通り穴を明け、中に丸めた透水シートを詰めたネトロンパイプを埋める。先端は2,3センチほど地上に出す。ごみや土の流入を避けるためだ。芝生の刈り高を4センチで管理する予定なので、芝刈りには邪魔にならないはずだ。(ここで使ったネトロンパイプは暗渠用のものではなく、ゴルフバッグの中に入れるものを転用した。)

 その後、不織布を全体にかけた。嫁さんの協力で縫ってもらったシートは幅が足りなかったが、在庫があったので足りない部分に応急処置。周囲に石を置いたり竹串を刺したりして飛散防止を図った後、散水。不織布と地面の間に水が充満して黒く見えるようになるまで散水したが、不織布の下で種が水に浮いて、水と共に流れている・・・ そういうのを防ぐための不織布だったはずなのに。まあ、浮いて流れるような種は芽が出ないやつさ、と強がって済ませることにした。

 夕方もう一度散水したが、直後にまとまった量の雨が降ったのであまり意味がなかった。
 雨が降り出したら、適宜排水ポンプの電源を入れてたまった雨水を排出するのたが、少しずつ集まってくるので一度では排出できない。何時間かおきに抜く必要がある。最初は排水する様を見ているのは楽しかったが、こう頻繁では楽しくなくなってくる。梅雨時などは負担になってくるだろう。早く自動排水できるように考えなくてはいけない。

 


 ちょっと前に、排水枡の水位がどれくらいかがわかるように簡易水位計を取り付けたが(写真左上)、あまり調子がよくない。色も枡の蓋と同じため目立たず、上を通るときに足に引っ掛けて壊してしまった。新たな水位計も考えなくてはならない。

 写真右上は暗渠の終端部である集水枡。左下はポンプ稼働時に集水枡から2mほど離れた雨水枡に導かれたホースから出る水の様子。

2007.04.08.
 今日は特に作業せず。不織布飛散防止の徹底くらい。嫁さんが来週幼稚園に入園する息子のため買い物に行くので、息子の相手を仰せつかった。午後からまた雨が降ったので散水もせず。

2007.04.14.
 播種から10日。雨の日が多く、散水の手間は省けてよかったが、地温が上がらないせいか発芽が芳しくないように見える。不織布はもう少しかけておこうと思った。しかし、昼頃風が急に強くなり、めくれ上がってきたので撤去することにした。実際のところ、今年は風の強い日が多いのによく10日間もったものだというのが正直な感想。



 で、不織布を外してみたら、部分的にけっこう発芽しているのがわかった。上からは地面しか見えなくても、しゃがんで横から見ると緑色に見えるところも多い。よく発芽しているところは、播種直後にレーキで引っ掻いたときに土に隠れた部分のようだ。やはり覆い土をした方が発芽は速いみたいだ。発芽率についてはまだわからないが、あるwebサイトには2,3割違うということが書いてあった。

 今日からは全体が発芽するまで頻繁に散水することにする。

  写真左上は、一番芽の密度が濃いところ。雑草も元気ですね。右上は庭の東側から見たところ、右下は西側から見たところ。かなりムラがある。

 そんなこともあったが、とりあえず今日は朝から周囲の草取りをやった。ナズナやハコベ、オオイヌフグリにホトケノザなどがかなり生えているのだ。その気になったときにやってしまおうというわけで、生け垣の下から家の周囲の舗道に生えた雑草取りまでやったら、夕方になってしまった。雑草取りで一日使ったと文字で書くとさびしい感じがするが、気分はけっこう充実している。

2007.04.21.
 今日までの一週間は、前半に雨が多くて気温が低めだった。しかし、それなりに変化はある。

 

 
 
 写真左上は、一番濃いところ。右上が東から見たところ、左下が西側から見たところ。先週に比べれば、ずいぶん発芽・成長している。それでもムラはまだ相当ある。右下の写真の左下部分は、隣家の物置の影になるところ。その奥は隣家の建物の影になるところ。雨でタネが片寄ったりしたことがムラの原因の一つだろうが、一番大きいのは日光による地温の違いだろう。試しに、影になりやすい部分といつも日向の部分の地温を測ってみた。時間は午後2時、天気は晴れ。その結果が次の写真だ。

 

 左はほとんど日陰になる場所、右は常に日向の場所。約6゚Cの差がある。これだけ違えば、発芽や成長に差があるのも仕方がないかもしれない。
2007.04.27.
 朝、一番成長しているところをチェックしてみたら、写真のように蜘蛛の巣が張ったようになっているところがあった。これが発芽初期に発生しやすいと言われるピシウム菌ではないだろうか。取り急ぎ、立ち枯れを防ぐために「タチガレン」を1000倍に薄めてジョロで散布した。

 同じような「蜘蛛の巣」は、昨年テストで撒いたエバーグリーンローングラスでも発生していた。当時はピシウム菌なんて知らず、本当に蜘蛛の巣と思っていたので、放置状態だったが枯れることはなかった。

 

 
 
 
2007.04.28.
 播種から3週間半。少しずつ発芽が進んでいる。しかし、ムラがなくなることはないだろう。そろそろ追い撒きを考えよう。本当は今日にでもやりたいのだが、今日から帰省しなくてはならないので、5月までお預けだ。とりあえず出発前に撮影した定点観測写真を貼っておく。

 

2007.04.30.
 5/1は息子が幼稚園に行かなければならないので、今日実家から戻った。思ったより早く帰ってきたので、追い撒きの前にだいぶ伸びてきた雑草を抜くことにした。まだひ弱な芽の中に入るのは怖いが、やむを得ない。できるだけ損傷を与えないよう、特製かんじきの裏に発泡スチロールを貼り付けた。これは、某サイトのまねである。

 広葉の雑草が多いので、まだ芝がまばらな中では小さなものもよく目立つ。芝の芽が少ないところに生えているものは抜きやすいが、芝と一緒に生えているものはどうしても芝の芽まで一緒に抜いてしまう。100円ショップで買ってきた大きいピンセットは、芝をより分けて雑草をつまむのに大変効果的だったが、それでも抜いた雑草の本数以上に芝も抜く結果になった。
 今日のところは、日没コールドにより雑草を取りきることはできなかった。