2007年8月

2007.08.01.
 芝生の状態は今ひとつで、新しいスポット状・パッチ状の枯れはないものの、地際が茶色になっている場所が増えてきた。前回の芝刈りから5日過ぎたが、今日のところは芝刈りはやめて全体の予防消毒をすることにした。今回使用したのはダコニール1000の500倍。
なんだかんだでもう8月、今月が山場だ。



2007.08.04.
  本日、久々に芝刈り。だが刈りかすの量は今までの2/3以下だ。成長が鈍ってきているようだ。また、今までほとんど病気は出ていなかった西側(定点観測写真では右側)に、ぽつんと枯れパッチが出現した。そこで、芝刈りの後枯れた部分を除去し、ピンコロ石の間に生えている芝を移植してみた。近くで見ればわかるが、遠目に見ればまったくわからない。結果がよければ東側の裸地にも移植するつもり。

左が移植前。枯れ草をむしり取った後、そこへはみだし芝を移植した。


2007.08.11.
  今週は会社の用事が忙しく(自己啓発扱いなんだが)、ほとんど芝生の様子を見ていなかった。久しぶりに庭に出て様子を見てみると、中央部にあの忌まわしきどす黒い綿状の菌糸ができているのを発見。それも、意外に範囲が広い。これまでの実績から、これをそのままにしておくと殺菌を繰り返してもある程度枯れが広がるはずなので、罹患部分の周囲を思い切って根こそぎ除去することにした。これで菌糸が出なくなればokだが・・・

右が菌糸、左が枯れていた部分。枯れ芝をむしり取る前の写真。

 先週の補修跡は、比較的経過がよい。これなら、ピンコロ石の間の目障りな芝を除去できて裸地も埋まる。一石二鳥だ。今までは葉ががさつな感じのトールフェスクを補修に使うのに抵抗があり、KBGで補修用苗を作ったりしたが、もうそこまでこだわる気力もない。

 今週の芝生は、部分的に元気のよい部分があるが、成長は著しく鈍化しているので芝刈りはお休み。その代わり、目立ってきた雑草取りを実施。これまでの雑草の主流はオヒシバ、コニシキソウ、カタバミ、オオバコなどだったが、ハマスゲが勢力を拡大してきていることがわかった。思ったより時間がかかったが、とりあえず全面完了。



2007.08.12.
  昨日、菌糸がついていた芝を除去した部分をみてみた。除去が中途半端だったのか転移したのか、今朝も菌糸が出ている。そこで再度罹患部を根こそぎ除去。本日新たに見つかった罹患部も除去。これで収まるとよいが。


 先週の補修結果が良好だったので、今日は西側の裸地にも移植してみた。途中で面倒になったので全部はできなかった。
 
 今月に入って暑い日が続いている。夜も連日の熱帯夜だ。本などに書いてある通りなら、病気にならなくても芝は徐々に弱っていって枯れてしまうはずだ。わからないのは何日こんな日が続いたらそうなるのか、ということ。まだ青々しているところもあるが、全体的にはだんだん黄色になってきているのは間違いない。夕立で気温が下がるのを待つしかないのか・・・(夕立は諸刃の剣だけど)。

 先週の日曜日に夕立があってから、今まで全然雨が降っていない。嫁も散水しなくていいのかとつついてくるが、自分は不要と思っている。土壌の保水性が十分すぎるくらいあると信じているからだ。それを確認するため、水分計を地面に挿入。思った通り、土壌はまだ十分な水分を含んでいる。当分散水は不要だろう、その前に夕立が来るはずだ。

 簡易水分計。pHも測れる。これを見ると、土壌中の水分は十分。さすが粘土質。だが、裸地部は乾燥しやすいようだ。


左側の裸地の一部に、はみ出し芝を移植をする前の写真。

2007.08.16.
  8/13の朝、様子を見に庭へ出てみた。また菌糸が出ている・・・殺菌剤をまきたいところだが、これから帰省しなくてはならない。帰ってくるころには、相当枯れが広がっているかもしれないな。半分諦めモードでの帰省となった。

 帰ってきて庭を見ると、相変わらず菌糸は出ているが、枯れは思ったほど拡大していなくてほっとした。その代わり、全体に黄化と密度低下が進んでいる。これは、病気というよりは暑さによる衰弱と考えられる。昨日は群馬で最高気温が40度を超えた。多少の黄化はやむを得ないだろう。


 そんな中でも、部分的に成長を続け、緑を維持しているところがある。その理由はよくわからない。もともと素性のよくない土だが、たまたま土と芝が合ったのではないか。下の写真はその一部。


 とりあえず、今日の作業は殺菌剤散布。タチガレン液剤とバリダシンの混合(500倍狙い)を使用。

 帰省前の補修跡は、水が足りなかったせいか枯れてしまっていたので除去。ちょっと補修のタイミングがまずかった。




2007.08.22.
  また別のところに菌糸が発生、枯れ始めた(写真のつなぎ目上部のあたり)。しかし、会社の研修の準備で連日帰宅が遅く、何も対処できない・・・

2007.08.25.
 新たに発生した枯れは、恐れていたほど広がらずに終息したようだ。よかった。でも、それ以外にも枯れてしまった部分は点在している。

 今日のメニューは芝刈りと雑草取り。まず雑草取りから始めた。全部抜くとかなり時間がかかるので、オヒシバ・メヒシバ・ハマスゲを重点的に抜いた。こいつらは芝刈りをするとわかりにくくなってしまうのと、刈られても着実に成長していくため、早めに対処する必要があるからだ。コニシキソウもだいぶ成長しているので、目に余るところは抜いたのだが、大きくなってしまうと根もしっかり張ってしまうのか、根まで抜けないことも多かった。

 一通り雑草を取った後に3週間ぶりの芝刈りを実施。高さはいつも通り40ミリである。成長していないと思っていたけれど、全く伸びていないわけではないようだ。思ったよりかすが溜まる。よく成長している部分は10センチ以上になっていて、一気に40ミリまで刈って大丈夫か不安はあるが、ほかに手はないので一気刈り。
 
 よく成長している部分が他と違うのは何か、考えてきたのだが、大きな要因の一つに芝生が直射日光を浴びている時間があるのではないかという気がしている。なぜなら、元気のいいところは南側の家により直射日光を遮られる時間帯がある部分だからだ。ふつうなら日照時間は多い方がいいのだろうが、この時期の日差しは強く、必要以上の日照は芝生の温度を上げて芝を弱らせるだけではないだろうか。

 そんなことに思い至ったものの、夏の間直射日光を遮る時間帯を作るのは現実には無理なので、たとえ推測が正しかったとしても絵に描いた餅で終わってしまうね。


2007.08.26.
 今日は芝生に対しての作業はなし。いつも写真右下に写っている怪しげなくぼみに、黒土と腐葉土と堆肥と蛎殻石灰と発酵鶏糞を混ぜたものを入れていた。炎天下の下、思いのほか重労働だった。ここは、家庭菜園予定地である。