2007年10月

2007.10.02.
 今日は久しぶりに会社を休んで、日曜日にできなかったことをやった。朝方は雨が残っていて作業ができないかと思ったが、その後日が差したりして芝生も乾いてきたので、10時くらいから作業開始。

 まず、スパイキング。今年4月に始めたばかりで必要なのかどうかわからなかったが、とりあえず芝の元気のないところを中心に実施。雨が上がってあまり時間がたっていないこともあり、どこも柔らかい。場所によっては抜くときに一部はがれてしまった。
 その後、種の追い蒔き。10月末くらいまでがまき時とされているが、昨年の試し蒔きの結果などを見てもわかるとおり、現実的にはもうタイムリミットが近く、来春まで追い蒔きすることはないので、在庫していたKBGと、先日買ったPRGの残りを全部使った。その後に完熟堆肥を目土代わりにまき、竹ぼうきですり込んでから芝用肥料をまいて、それから散水した。

 その後、ピンコロ石の際がぼさぼさでみっともないので、日曜日に買ってきたターフカッターできれいに切ってやることにした。しかし、ピンコロ石の際はトールフェスクが大きな株を作っているところが多く、こいつを切れずにただ地中に押し込むだけになってしまった。ターフカッターの先を削って鋭利にしようと思ったが、砥石がどこかへ行ってしまい、できず。晴天が何日か続いて床土の水気が飛んで固くなってからもう一度トライすることにした。

 先日散布したプレビクールN液剤の効果がまだ残っているのか、完熟堆肥の効果なのか、それらとは無関係なのか、今朝も菌糸はほとんど出ていなかったが、アメリカで買ってきた補修キットのPRGの元気がない。色が薄くて腰が弱く、もやし状態だ。枯れてしまったものもある。根元にはキットの成分のゼリーがまだしっかり残っているが、もう不要なので除去しようとしても芝草と絡み合ってしまってうまく取れない。病気の原因になりそうな気がするので早く除去したいが、分解されるまで待つしかないのだろうか。

今日は写真はなし。

2007.10.06.
 3日ほど出張で留守にしていたが、今日庭を見てびっくり。出張前にはPRGがわさわさ生えていた補修跡が、広範囲に枯れている!まあ、わさわさと言ってもちょっと黄色くなりかかっていたし、根元のゼリーの悪影響も気にはなっていたけど、こんなに早く枯れるとは思わなかった。補修キットを厚くまきすぎたのかな。この3日の経過が不明なので、原因が蒸れなのか病気なのかもわからないのが悔しい(写真下左)。
 

 完全に枯れたわけではないので、もう少し様子を見ようと思うけど、追い蒔きするなら早く決断しないと。種の残りは先週使い切ってしまったので、明日また買ってこよう。今度はタキイのKBGにするぞ。

 一方、写真上右は先週の時点では全体がほぼ枯れ草状態だったところだが、緑の葉が増えてきている。ここには先週追い蒔きもしているので、どんどん回復してほしい。

 今日の作業は、まず芝刈り。だいぶ涼しくなってきたせいか、雑草が先週に比べると少ない。先週施肥したのに、芝の伸びもあまり芳しくなく、オータムフラッシュ!を期待しているのに真夏とあまり変わらない刈りカスの量であった。

 それにつけてもナショナルの芝刈り機は西洋芝には不向きだなあ。買い換えようかな。

 芝刈りの後、事後兼予防の殺菌剤散布を実施。アリエッティ500倍とラリー水和剤1500倍の混合液約70リッターを全面に散布した。


2007.10.07.
 枯れた補修跡は、完全にダメになったわけではなく、少しは緑が残っているので、なんとなく再補修を決断できない。
 
 再度ターフカッターを使ってみた。やはり全然切れず、マントルに向かって沈む太平洋プレートのように芝ごと地中にめり込むのみ。仕方がないのでカッターナイフの大きい方を使ってピンコロに沿って切りながらむしり取っていった。ざくざくとカッターナイフを動かしながら切っていくが、大きく成長したトールフェスクの株はかなり手強く、これでは確かにあんななまくらターフカッターでは無理だということがわかった。次回までにターフカッターをぎんぎんに研いでおこう。
 と思ったが、そのなまくらぶりがある用途に適していそうなので、研ぐのはそちらに使ってからにする。
2007.10.10.
 今日も有休。で、やるかどうか迷っていた再補修をやることに決定。まず、根元がぐちゃぐちゃになっている部分をはがす。ゼリーと緑色のマルチが混ざって、のり状態。この期に及んでもまだはがす面積を最小にしたいという気持ちが働いたのと、めんどくさいとの気持ちがあり、補修面積の小さいところは放置されることになった。

 はがした後に周囲と床土の高さを合わせるための土を補充したが、この中にカニガラを少々混ぜてみた。どんな影響があるのかわからないけど、失敗したらまたやり直せばいい。その土の上に、立ち枯れ予防のためタチガレエースの500倍を土壌灌注し、タキイのKBGをまいて、同じ土を種が見えなくなる程度にかぶせて、水を軽くまいておしまい。

はがして(上左)、カニガラを混ぜた土で高さを合わせてから種をまいて(上右)、土をかぶせておしまい(下)。


 
 下の写真、右は日陰の部分が多いため、左と全然違う露出になってしまった。11時半ころの撮影だが、この時点でもうこれだけ日陰になる季節になった。補修部分が日当たりのいい場所なのは幸いだった。
右の写真の右上部分はすでに直射日光が一日中当たらなくなっているが、これから真冬に向かってその面積がどんどん増える。日が当たらないから地温は下がる一方。この悪条件に耐えて、無事春を迎えられるだろうか。天空率は悪くないと思うので、期待はしているのだが。

2007.10.14.
 本日はいつもの芝刈りを実施。この時期はもう少し成長するものと思っていたが、先週よりも刈りカスの量が少ないようだ。南東と北西を結ぶ対角線の北東側に成長の芳しくない部分が多い。肥料をやってもあまり変化がない。密度が低下しているので草が寝てしまい、芝刈り機を通しても刈れない。

 昨日から今日にかけて、コガネムシの幼虫一匹とそれに類する虫による食害跡が見つかったので、芝刈りの後に殺虫剤を散布することにした。ふつうのオルトラン粒剤はコガネムシには効かないらしいのでオルトランDXを買っておいたが、オルトランの連続使用になるので今回はスミチオン乳剤を使用。1000倍の希釈液を1平米あたり3リッターまくとのことなので、全部で210リッター作らなければならない。粒剤ならこんな手間はかからないんだが。

 今回は殺虫剤散布に便乗して、液肥をまくことにした。じょうろにスミチオン10ccと武田の花工場20cc弱を加え、全体を10リッターにして散布。これを繰り返す。何回繰り返したかは数えていないが、スミチオンが200ccくらい減っているので、やはり200リッターくらいはまいたのだろう。
2007.10.21.
 今週は特別な作業なし。本当は芝刈りをした方がいいのだけれど、北側はほとんど成長していないので、部分的によく成長しているところだけをはさみで刈った。
 再補修部のKBGは、ようやく1cmくらいになっている。真冬までには地面が目立たないくらいにはなってくれるだろう。

 先週スミチオンをまいたが、結局出てきた虫は確認できなかった。虫がいなかったのか効果がなかったのか?よくわからない。

 ここに載せる定点観測写真はオリンパスのデジタルカメラで撮影しているが、それとは別にネガフィルムでも撮影している。月に4,5枚しか撮らないので、撮り始めてから現像するまでかなり時間がかかる。先日やっとここ3ヶ月分の写真があがってきたのだが、デジカメ写真より変化がわかりやすいような気がする。一番ひどかったのが8月の終わりくらいで、その後はよくなっているように写っている。そのうちそれらをずらっと並べた定点観測コーナーを作ってみよう。

 以前庭にまいたカニガラ肥料だが、芝の間にうまく落ちたものの中に白い綿毛のようなものをだしているのがあった。カビなのか、期待する放線菌なのかは不明。とりあえずそのままにしておいた。このカニガラ肥料、大きい破片は芝生にまくには大きすぎる。で、ハンマーでたたけば細かくなるかと思って試してみたら、四方に飛散するだけであまり小さくならない。ふるいにかけて落ちたものを芝生、残ったものを庭木や花壇に使うしかないかな。

そのカニガラ肥料だけど、いつも行くホームセンターにおいてあることがわかった。価格は2/3くらい。今後はそちらで買うことにしよう。



2007.10.28.
 土曜日は台風20号の接近でかなり風雨が強かったので、当然作業はなし。日曜日は一転して快晴になったが、昨晩までの雨で芝がぬれているので、午後から2週間ぶりの芝刈りをやる予定にしていた。
 ところが、かねてからの懸案であった玄関ドア(木製)の色落ちを先に直せとの命が下ったので、まずはそれ用に買ってきた電動サンダーで掃除機のような音を立てながらドアを研磨。耐候性がないくせに妙に固い塗膜に難儀したが、この話はスレ違いなので飛ばして、キシラデコールを塗っておしまい。なんとか日没前に芝刈りができる時間を確保。

 2週間ぶりだというのに、刈りカスの量は前回の一週間分より少ない。南側や9月半ばに補修したところはまだ生長が見られるが、北側はもうほとんど生長していない。おそらく、このまま冬を迎えることになるだろう。まあ、絶対避けたかった裸地残りはなんとか避けられたのでよしとしよう。

 これからしばらくは病気の心配はあまりなさそうだけど、本格的な冬を迎える前にどんなことをしておくべきか、いろいろなサイトを参考にしてまとめることにする。


だいぶ暗くなってからの撮影なので、ちょっとブレてます。