2008年4月

2008.04.09.
 ついに4月になった。最初の播種から1年。冬枯れが予想外だったけど、何とか維持してこられた。これからもいろいろ試しながら西洋芝の芝生を維持していきたいと思う。

 さて、4月の第一週は母の三回忌で実家へ帰っていたので、またもや作業なし。写真は7日のもの。確実に緑が濃くなっていて、一部はぼうぼうになっているが、場所によって密度が極端に違う。土壌が原因だろうということはわかっているが、芝を生やしたまま改善する方法がみつからない。とりあえず特製目土の散布をやってみて、並行してコアリングもやってみたい。


上の写真はペンタックスの初期のデジイチによる撮影。彩度は3段階のうち中間に設定した。肉眼では茶色の部分がこんなにないように見えるのだが、色目になっているのかもしれない。
2008.04.12.
 他の芝生サイトはどこも生長が著しいようだが、先週あたりからようやくわが庭も緑の芝生と呼べる状態に回復してきた。明日は天気が悪いことになっているので作業は今日しかない。息子の面倒もあるので与えられた時間は少ないが、まず芝刈りから始めた。
 何度も書くが、ナショナルの芝刈り機は西洋芝には向いていないようで、密生して直立した芝しか刈ってくれないので刈り残しはかなりあるが、それでも一通り刈ると全体が平らになっていい感じだ。
 芝刈りをしていて見つけたのだが、昨年のように鳥がまた巣を作っていた。昨年の再々補修部のぼうぼう具合が気に入ったらしい。まだ卵は産み付けてなかったので芝刈りを強行。ただし巣はそのまま残しておいた。(翌日見たら、せっかくきれいに作ってあった巣がほじくり返されていた。荒らされたのが気に入らず、作り直すつもりなのか?)

 その後、特製目土を散布。まず、芝の密度が低いところ、地面が見えるところに多めにまき、手で擦り込む。その後、全体にまいていった。だが、においが強烈で近所迷惑になりそうだったので、途中で散布中止。においが続くようなら謝って回ろうと思っていたが、しばらくしたらあまり気にならなくなったのでそのままにした。
 この特製目土はまさに素人の生兵法の産物で、黒土と完熟堆肥とカニガラを2:1:1くらいの比率で混ぜたもの。2週間前に作って袋に入れたままにしてあったので、中で変化したためにおいが出たようだ。どういう結果が出るかわからないが、害がないことを祈る。
 
  その後、再々補修部の裸地にKBGのムーンライトを追いまき。あまり種をたくさんまくと良くないことが体験的にわかっているので、今回は少なめにまいた。
 しばらく液肥をまいてないので今日あたりまた散布したかったが、その時間はなかった。



 ジューンベリーもどんどん開花している。当たり前だけど、定植したばかりの去年よりも花の数が圧倒的に多い。今年はたくさんの鳥が食べにくるだろう。息子も実がなるのを楽しみにしているようだ。
2008.04.21.
 この土日は、野暮用が重なることがわかっていたので、芝生メンテその他自分の時間を確保するため月曜日に有休を取得。天候もよく、邪魔者もいないので非常に気楽であった。

 まず、いつもどおり40mmで芝刈り。ナショナル芝刈り機は相変わらず刈り残しがあるが、芝生全体の元気が出てきているので多少は刈りやすくなってきた。刈り高をもっと下げれば刈り残しが減るとは思うけれど、芝の健康のためあまり下げたくない。

 前回まいた特製目土の影響は、今のところよくも悪くも見られない。一部、何かの病気の初期症状とも見える部分があったので、花工場500倍とダコニール1000倍をじょうろ散布。ダコニールを選択した根拠は特にない。
 液肥殺菌剤散布に先立ち、ローンスパイクを履いて密度が低いところを重点的に歩き回った。散布中も履いたままだったので、終わったときには脚ががくがくだった。


 今日の定点観測写真は前回に比べるとだいぶ違う。芝生自体の元気が出てきていることもあるが、ここしばらくは夕方の直射日光が当たらない時間または曇りの日に撮影していたのを、今回は午後の早い時間にちょっと日が翳った時に撮影し、しかも若干の露出補正をかけたのが大きな理由だろう。

 左は珍しく地上からの撮影。手前中央のでこぼこが昨年の再々補修跡。前回追い播きしたムーンライトはやっと1mm程度の芽が出始めたところ。
 右はさらに接近して撮影。ちょっと太目の葉が最初に播いた雪印のアワードで、細いのが追い播きに使った地元種苗会社のKBG。去年は葉が針のように細くあまり伸びないうちに変色してしまったりで諦めていたが、今年はわりとしっかりした葉を出している。去年の葉は双葉みたいなものだったのだろうか。雑草が多いのはご愛嬌。

2008.04.28.
 今日は暦の上では平日、邪魔者たちは幼稚園、パートへと行っているので、つかの間の自由時間。まずは入居以来シンクがないままだった立水栓の下にシンクと置台を設置。作業としては10分もかからなかったが、やっぱりあると便利。もっと早くつければよかった。
 その後、昨年からの懸案となっている、土が露出しているところの処理についてトライをしてみた。土が露出している部分は、植栽周囲をのぞいて防草シートを敷き、その上に砂利を敷き詰めることは決まっている。その砂利をどうするかがなかなか決まらないのだ。希望しているのは茶色系でできれば玉石(角が丸い石)で、結城市の業者のところまでいって現物を見に行ったりしたがいいものがない。そんな中、ジョイフル本田で希望とはだいぶ違うが、もしかしたら妥協できるかも、という石が見つかったのでそれを敷いてみた。
 結果は、石が濡れているうちは妥協できるレベルに見えたが、石が乾くとかなり白っぽくなりイメージと変わってきた。決まるのはまだまだ先になりそうだ。

 そのあと、芝刈りである。ちょうど一週間ぶりだが、この一週間で全体的にのびているようだ。芝刈り機がみっちり生えている部分を通過するときは回転が落ちる。先週よりも歩行速度を落とし、じっくりと芝刈りをしたら、わずかながら刈り残しは減ったようだ。
 途中、方向転換したときに刈りかすが大量に出てきたので、あわてて集草かごを外してみたら満タンになっていた。芝刈りの途中で刈りかすを排出したことは昨シーズンでも多くはなかったから、すでに去年のピークに近づいているということか。まあ、去年の今頃はまだ産毛程度の芝生だったけど。

 芝刈り後は液肥殺菌剤の散布はせず、芝が生えていない部分の試験的コアリングをしてみた。追い撒きをしても生えてこない理由があるのかどうかを知りたかったからだ。
 コアリングに使ったのは100円ショップで買った皮用穴あけパンチ。専用のタインがそれほど高くない価格で売られているが、とりあえずやってみる分には何でもいいだろう。
 というわけで、ハンマーでこつこつたたき込んでから引き抜くと、ちゃんとコアリングしてくれた。で、抜いたかすを見てみると、変なものがあるわけでもなく、周囲の芝草の根っこは入ってきているので、なぜ地上部に草が生えないのかわからない。10カ所ほど抜いてみたがどこも同じ。よくわからないまま、明いた穴には特製目土を詰めておいた。(この目土は先週腐敗臭を発していたものだが、今日は腐敗臭はなく、どこかで嗅いだことのある土のにおいがしていた。熟成が進んだものと見える。)

畑と芝生の間のL字部分が砂利を敷いたところ。白すぎますネ。雨が降って石の表面の汚れが落ちれば、もう少しましになるかも。

 
抜けるのは4センチ程度だが、所期の目的は十分達成。地面の下には明確な問題が見つからなかった。


キノコ発生。今月は雨が多かったからね。